雑談

メニュー情報

・メニュー
27
28
29
30
31
32
33

 
お知らせ
座談
(誰か……教えて!) 今、自分はどういった状況に陥っているのかを! 見上げてみると、昨日の暗黒色の雲が存在しなかったかのように、空はからりと晴れ、太陽は燦々と輝いている。 皮肉だ。 今の自分の心境は、曇り空を通り越して、混乱のあまり稲妻が迸っているというのに。 視線を元に戻すと、 「…………」 向こうから淳司が歩いてくる。 しかもとんでもない顔で。 顔面蒼白とはこのことか、と思わせるような青さだ。 「……よう」 声にも力がまるで感じられない。無気力、とは違う。 何かを恐れているかのような感じだ。 「……お前、どうしたんだ?」 淳司は顔を青くしたまま、ちょっと怪訝な表情を象った。 今日の亜季は、淳司と良い勝負が出来る位顔色が悪かったからだ。彼の顔が顔面蒼白なら、亜季の顔の青さは死人に例える事が出来るというものだ。 「……自分が狂ったのかもしれない……って、悲観的な事を考えちゃってね」 「狂ったって……どう?」 「…………」 亜季は口を噤み、俯く。彼にまで父や母のように怪訝な表情を向けられたくない。 「……と、ところでよ……」 淳司は顔を上げて、意を決したように話し始める。 何かの決意が伺えるような深刻な表情。、 「……今日って……バレンタイン……だよな?本命とは言わねえけど……義理くらい……ねえか……?まあ、ねえだろうけど……今日は……二月十四日……昨日は……二月十三日で……いいんだよな?」 声に反応して彼を見る。何かに縋るような、らしくない表情。 「……ど、どうしたんだよ、お前……」 見る間に淳司の表情は蒼白なものから、驚愕にへと変わっていく

copyright© 2005 HPテンプレート案内. All rights reserved.