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座談
「味噌汁は昨日の余りものでいいから、納豆と目玉焼きお願い」
母は、『はいはい』と二つ返事をしながら、スリッパをパタパタと鳴らしながら台所に向かう。
「ふ〜ん……今日の若い者は怖いな」
テレビに眼を向けてみる。
{十七歳の少年三人、ホームレスを撲殺!}
(バカな!これじゃまんま昨日の繰り返しじゃないか!)
体がぶるり、と震えたのがわかった。
「そういう言い方、私は好きじゃないわよ、父さん」
父の物言いに姉が噛み付く。
淳司はテレビを凝視していた。昨日見た映像を何とか記憶から引き出し、それと今日のテレビの内容を比較してみる。
「おい、淳司、お前はどう思う」
…………
「淳司、父さんが呼んでるわよ」
…………
「ちょっと、淳司、どうしたのよ!顔が真っ青よ!」
姉が驚愕したように声を張り上げる。
父と母もここで淳司の異変に気付いたようだ。だが今の姉の対応は昨日にはなかったものだ。これで淳司は気分的にいくらか楽になった。
「いや、何でもない。ちょっと考え事をしてたんだ」
深く、淳司は息を吐き出す。
落ち着け。
今日が昨日の訳が無い。
これを証明するには……
そうだ!
新聞の日付を確かめてみればいい!
「親父、ちょっと悪い」
そう言って父の手元に置かれた新聞を手荒に手繰り寄せる。
そこにはこう書いてあった。
(……二月十三日……!)
パニックに陥れかねない一言が、新聞の日付欄には書かれていた。
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