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座談
いつもはそれほどうるさいとは思わない家族であっても、将来とか、大人になったら、という内容の話題が出てくると淳司は途端に不機嫌になる。
いや、将来の不安を悟りたくないから、不機嫌になった振りをしているのだ。
……自分自身の心を偽りながら……
胡乱げに天井を見上げながら、淳司は電気を消す。
夜の闇が周囲を満たし、ベッドに潜り込む。
「何か……面白いことでもおこらねえかな」
その呟きが、誰かに届いたのかどうかは何者にもわからない。
淳司自身にも、誰かに向かって言った言葉ではなかったのだから。
そして、五人はそれぞれの一日の終わりをむかえる。
家庭で織り成す、普通の生活。
それを経て。
陽は落ち、新たなる朝を向かえる。
それが、時間というもの。
二度とは戻らない、普遍の真理。
だが。
何事にも例外というものはある。
この時だけは、まさにそうだった。
陽はまた昇り、繰り返す。
……まさに、言葉通りに……
五人は後に思い知らされる。
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